こんにちは、しょうです!
有効求人倍率ってご存知でしょうか?聞いたことはあるけどよくわからないなんて方は多いのではないでしょうか。今回は転職するには知っておいた方が良い「有効求人倍率」について、わかりやすく解説します。
・有効求人倍率って何?
・有効求人倍率をどう活用した方がいいの?
・有効求人倍率の仕組みを知りたい
INDEX
■有効求人倍率とは
有効求人倍率とは、コトバンクで検索すると以下のように出てきます。
公共職業安定所(ハローワーク)に登録されている月間有効求人数を月間有効求職者数で割った値であり、この値が1を上回るかどうかが雇用環境のよしあしの判断材料になっている。
要は、1人の求職者に対して何件の求人があるかを表した数値ということです。ハローワークに登録されてある求人の数と求職者の数で、算出しているものになり、「就職のしやすさ」の目安となる指標です。例えば、有効求人倍率が2.0だと、一人当たりに2件の求人があるということになります。
■有効求人倍率の計算方法
有効求人倍率の計算は、以下の通りです。
有効求人倍率の計算式
有効求人倍率(%)=有効求人数(件)/有効求職者数(人)
ハローワークが出している有効求人数を有効求職者数で割ったものが、「有効求人倍率」となります。新規求人数と前月から繰り越された求人数の合計を有効求人数といい、当月の新規求職申込者数と前月から繰り越された求職者数の合計が有効求職者数といいます。例えば有効求人数が200件で、有効求職者数が100人ならば、有効求人倍率は2.0倍となります。
■有効求人倍率の活用方法
有効求人倍率は、転職にも活用することができますので、しっかりと理解をして役立てるようにしましょう。
転職しやすい状況か理解する
有効求人倍率は、求職者にとって有利なのかどうかがわかります。有効求人倍率が1以上だった場合、求職者数に対して求人の数が多いため転職に有利になります。なお、あくまでも有効求人倍率は目安のため、必ずしも転職しやすいというわけではありません。専門職など難易度の高い職業の求人が多いと倍率が高くなるため、必ずしも「就職しやすい」わけではありません。
景気の動向を読み解く
有効求人倍率は、景気動向指数としても使われています。有効求人倍率が高いということは採用を増やしている企業が多いということがわかります。企業が人を増やす動きを取るということは、企業の売上が良いということが予測されるため、景気が良いと判断できます。景気が悪くなれば逆のことが起こり、求人数が減り有効求人倍率も減ることになるため、景気と連動しているといえます。
景気動向指数とは、景気が良いかどうかを見るための指標のこと。未来の景気動向を予測したりするときに使われる経済指標です。
■有効求人倍率の注意点
ハローワークの求人・求職者のみの情報である
有効求人倍率については、ハローワークの求人・求職者のみで算出されています。ハローワークに登録されていない求人・求職者(民間企業、求人サイト)は含まれていないため、全ての求人にての就職のしやすさではないことを注意しなくてはいけません。
正社員のみの求人ではない
有効求人倍率で算出されている求人は、正社員に限られてはいません。算出されている数値に正規社員と非正規社員の求人は区別されいないため、すべての雇用形態の求人が含まれています。また、有効求人倍率の中でもアルバイトやパートを除いたものはありますが、こちらも派遣・契約社員が含まれていますので、正社員のみの有効求人倍率ではありません。そのため、正社員を目指している人にとっては、参考程度に見るのが良いかと思います。
■最新の有効求人倍率
有効求人倍率はバブル期では倍率は1.55倍のため、景気がかなり良いときはこのくらい求人数があるということが参考になります。バブル期以降は、求人倍率が低くなってしまっていましたが、ここ数年は人材不足で求人数は増加していました。2017年10月には、有効求人倍率のピークだったバブル期の倍率1.55倍を更新しました。その後、2019年までは同推移をキープしていましたが、2020年度には1.18と前年度から大きく低下しています。2021年度は、1.09(2021年2月)から1.21(2022年2月)と徐々に上がっていき、転職しやすくなっています。
参考サイト:有効求人倍率/独立行政法人労働政策研究・研修機構
みんなが転職したい理由を知りたい方は以下の記事も参考になります。
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【転職 理由】みんなが転職したい理由(2022年)!やりがい?給与?を解説!
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■まとめ
最後までお読み頂きありがとうございます。今回は、有効求人倍率について説明しましたが、いかがでしたでしょうか。転職についてだけではなく、景気動向についても読み解くことができる有効求人倍率は、日ごろ注力してみても良い数値ではないでしょうか。少しでも参考になれば幸いです。
■転職を真剣に考えている方
転職を真剣に考えている方、転職の相談に乗ってくれたり、求人を紹介してくれる転職エージェントを利用して見てはいかがでしょうか。以下は転職エージェントの各社の特徴をまとめた記事になります。参考にしてみてください。
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